img_01

厳選されたパート

労使関係と技能形成と労働生産性の連関とはなにか?
雇用システムの構造は内部環境と外部環境に依存していること、内部環境は資本(経営)と労働(個人)から構成され、資本の行動は金融システムと国際環境につながり、労働の行動は家族と教育(学校)と地域社会(そして全体社会)とつながっていること、他方、外部環境は市場と技術から構成されていることを表わしている。さらに、内部環境との間における安定的な労使関係(および従業員関係)、そして外部環境との間における労働生産性の達成が、雇用システムの機能要件となることが示されている。
しかし、この2つはそれぞれ別個の機能要件をなすのではない。この2つが相関すること、すなわち労使関係の在り方が労働のパフォーマンスに影響を及ぼすということが、実は日本的経営からの発見であった。
つまり、労働生産性は、外部的要因としての市場と技術の状態のみによって決まるのではなく、経営の内部的要因としての労使関係そして従業員関係の在り方にも大きく依存することが、日本的経営からの知見であった。ではこの相関は何に基づくのか。
それを日本的経営の集団主義や協調的労使関係、あるいは「会社人間」としての企業忠誠心といったものに結び付けるのであれば、それは重大な点を見落とすことになる。あるいはいささか容易な「文化的説明」に陥ることになる。
いわゆる「文化的説明」の問題点は、文化的視点を導入すること自体にあるのではなく、それが恣意的にあるいは説明の窮地を逃れるため、その場限りに、つまりはアドホックになされる点にある。それは文化的説明としても成功しない。
労使関係と労働生産性の間に機能連関が成立するのであれば、その間に介在するのが、技能形成であると考えることができる。当然のことであるが、たとえ協調的な労使関係が成立するとしても、そのことが直接に労働生産性の向上に結び付くわけではない。

仕事の能力すなわち技能の状態と切り離して労働生産性の達成があるわけでなく、労働生産性と直接に連関するのは技能形成であるといってよい。そして実は、技能形成と労使関係および従業員関係の間に、もう1つの機能連関が成立する。
すなわち労使関係や従業員関係のありようが、技能形成の在り方を異なるものとする。とりわけ技能形成がOJTの方式に従うとき、それは内部環境としての労使関係や従業員関係の状態に依存する。

パートを手軽に利用してみませんか?
パート初心者も安心のわかりやすい情報を扱っています。
最新の情報でパート選びをサポートするサイトです。